おはようございます。
今年も残すところあと2ヶ月を切りました。今年1年何が出来たかなとそろそろ振り返る時期となります。
私は今年(つい先月ですが)、新しくYouTubeを始めました。
見る専門から作る側へ。
これがとても面白い。なんでもっと早く始めなかったんだろうて後悔するほど、今は楽しみながら動画を作っています。
きっかけは知り合いがYouTubeを始めたことでした。身近な知り合いが、YouTuberだなんて。しかもスマホひとつで撮影、編集もこなしてると聞いて、なんだか知り合いの動画を見ていてワクワクして私もやってみたくなりました。
もし今、YouTubeやってみたいけど二の足踏んでたらもったいない。一本でも作ってみてください。楽しい、楽しくない、面白い、しんどい…色んな感情も交えてきっと新しい体験ができると思います。
さて、前置きが長くなりましたが、10月に読んだ本をまとめてご紹介したいと思います。(※当ブログは、Amazonアソシエイトに参加しています。)
10月は全部で4冊読了しました。
1冊目は、有吉佐和子著の『紀ノ川』。
出版年は、1964年。和歌山県の紀ノ川を舞台とし、明治・大正・昭和の3世代にわたる女たちの物語です。
物語は花の嫁入り支度から始まり、花からその娘(文緒)、孫(華子)へと物語は3部構成で流れていきます。
代々受け継がれる「家」の格を重んじ、「嫁」として「母」としてあらゆる物事にぬかりなく、「家」を大きくしていくことに生涯を捧げる花。その花の娘として生まれた文緒は、そんな母のことを家に縛られた奴隷のようだと非難し反発し、「家」の外へ、広い世界へと向かいます。そんな文緒の子として生まれた華子は、花からみると外国人のよう。
どんなに反抗されても憎い口をきかれても母と娘で何か交じり合うものがあるという花の期待する心が、共感をもちながらも心苦しくなりますが、本の終わりが近づくにつれもっと読んでいたい気持ちになりました。
華子に続く第4部、さらに第5部と、平成、令和の時代の続編はでないかなと期待しています。
2冊目は、綾辻行人著、『十角館の殺人』。
出版年は1987年、40年近くも前のクローズドサークルミステリーの代表作です。
「ミステリー史上最大級の驚愕の結末」という裏表紙にかかれているあらすじの通り、「え!!!」となるページが来て、思わず最初のほうのページを読み直しました。
物語の主要メンバーである大学生がタバコを吸う場面がやたらと多く、時代を感じるところもありましたが、物語はテンポもよく、400ページ以上ありますが、一気に読めちゃう本でした。なかなかの衝撃を受けること間違いなしの傑作です。
Amazonで見る「十角館の殺人」綾辻行人
3冊目は、浅倉秋成著『六人の嘘つきな大学生』。
2024年に映画化もされた、こちらもミステリー小説となります。
就職活動をする大学生たちで最終選考に残った6人の中で起こったある事件。犯人は誰なのか?もう、みんな怪しい。読み始めると続きが気になって、一気に読んでしまいました。
最後4冊目は、別冊ダ・ヴィンチ『令和版 解体全書』
令和に活躍されている小説家15人の、作品歴などをインタビュー形式にまとめた本です。普段読んでる本の作家さんが写真で見れるのも嬉しかったです。「好きの履歴書」というコーナーでは、各小説家の生い立ちや好きなものがこれも写真付きで紹介されていて、同世代の作家さんでは共感するものも多く、読んでいて楽しめました。
それぞれの小説家が影響を受けた本や漫画、最近読んでめちゃくちゃ面白かった本なども紹介されていて、読みたい本がどんと増えました。
以上、10月はこの4冊でとても素晴らしい読書体験ができました。11月もどんな本との出会いがあるか楽しみです。
最後に、立ち上げて間もない私の拙いYouTubeチャンネルですが、こちらにリンクを貼り付けさせて頂きます。
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