タイトル:伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則
著者:山口拓朗
出版年:2014年
ページ:226
Rate:3/5☆
前回の記事の、図書館での出来事がきっかけで、2週間という限られた時間で本を6冊読む事になりました。
6冊のうち読了した本は、これで2冊です。
文章を「書く」ことをテーマにした本を2冊続けて読むことで、それぞれの本から学んだことを自身のブログで実践し、より良いものにしていけたらいいなと思っています。
この本は、さまざまな場面で「伝える文章を書く」ことに役立つ本です。
中学生でも理解しやすくわかりやすい言葉で書かれていて、「87個の法則」をたどることで、文章の書き方の「基本」から「応用」まで学ぶことができます。
この本の著者である山口拓朗さんは、執筆活動と並行して、自身の塾(「山口拓朗ライティング塾」)、セミナー、ブログなどで、2大コミュニケーション(文章と会話)のスキルアップ情報を提供する活動をされています。
出版された本の数は、私がAmazonで調べた限り、実に20冊以上もありました。
ネットを通して「書く」ことが多くなった今では、「伝わる文章の書き方」は需要の高いテーマだと思います。
目次
①文章を書く準備をしよう②伝わる文章を速く書こう
③伝わる文章を簡潔に・分かりやすく・正しく書こう
④読みたくなる文章を書こう
⑤メール・SNS対策をしよう
①文章を書く準備をしよう
書く「目的」や「ターゲット(読み手)」を決めること。テーマの情報収集をすること。
書く前のこの「準備」が一番大事かと思います。
準備が整ってこそ、次のステップ「速く」書くことができるのです。
②伝わる文章を速く書こう
文章の設計図を立て、流れを決めます。その際、基本や型(テンプレート)を活用することで、作業が一気にはかどります。
書く目的(報告書、宣伝、論文、プレゼン資料、ブログなど)によって、8種類のテンプレートが実例とともに紹介されています。
③伝わる文章を「簡潔に」「分かりやすく」「正しく」書こう
「読み手」が間違った解釈をしないように、「1文1義」を心がけ、接続詞や修飾語、敬語などの言葉の正しい使い方を学ぶことができます。④読みたくなる文章を書こう
ここでは、読みやすい表現の仕方や、すっきりした見た目(レイアウト)を追求しています。⑤メール・SNS対策をしよう
SNSで文章を発信するには、3秒以内に読み手のハートをつかむタイトルや書き出しを、いかに工夫するかが重要です。書き出しパターンや実例が豊富に紹介されています。
この本では、87個の法則すべてに、「ダメ文」と「修正文」の実例が記されています。
それがどうしてダメなのか、どうするべきなのか、解説も簡潔に書かれています。
この本を読んだ後、改めて自分の書いた文章を読むと、「ダメ文」に当てはまることが多く、とても恥ずかしくなりました。
もっと早く、若いうちに読んでおきたかった…笑
今からでも遅くない、「書くこと」を日常されている人ならば、読んでおきたい1冊だと思います。
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