2020年9月17日木曜日

ブックレビュー『英語の多動力』

 




タイトル:英語の多動力
著者:堀江貴文
出版年:2018年
ページ数:250
Rating:4/5☆


英語を勉強している人、これから何か勉強しようかと学びに興味がある人におすすめの1冊。

この本では、
「英語」X「多動力」で、世界の人とつながり、自分の好きなことにとことんハマることで、自身の可能性を最大化する方法が書かれています。




英語と未来を考えたとき、AIの進化により、英語を学ぶ必要性が少なくなってきているように感じます。

しかし、そのことを英語を学ばなくていい理由にするな、とホリエモンは主張しています。

単なる「英語が堪能な人」は、山ほどいます。

これからの時代、それでは何もできないのと同じなのです。

つまり、
「英語」X「0」=0

大事なのは、「英語」と「何」をかけ合わせるかです。

「英語」X「?」=???


要するに、英語を使って何ができるか?

自分の価値を高める知恵を絞ることが肝心だと言うのです。


では、具体的に自分の価値を高めるには、どうすればいいのでしょうか。

大事なのは、3つの「タグ」を作ることです。

「タグ」とは付加価値のことで、自分の売りとなることです。

厚切りジェイソンさんの話が例として出されています。

彼は、「日本語が堪能」なアメリカ人で、「お笑い芸人」として活躍しながら「IT企業の役員」でもあります。

「日本語が堪能」x「お笑い芸人」x「IT企業の役員」
=1/100万のレアな人材

これを参考にして、自分だけの3つのタグを考えて作ればいいのです。

そうすることで希少性を生み出し、自分の時価総額を高めることができるのだと言われています。


では実際に何かを学ぶときに気をつけておきたいことはあるのでしょうか。

それは「お勉強」と「学び」の違いについて知っておくことです。


「お勉強」=与えられたものをこなすやり方で、受動的なもの。

「学び」=没頭するもので、「楽しい」能動的なもの。


まずは、興味のあることをとことん「学び」、「学ぶ」ことが楽しくて仕方がない状態にまで、ハマりまくるのがいいみたいです。

その1つが「英語」です。

楽しく学び、没頭し、毎日触れることが大事なのです。


けれども、どうやって没頭できる時間をつくればいいのでしょうか。

時間はつくればいくらでもある」、とホリエモンは言っています。

余った時間に勉強するのではなく、最初に英語を勉強する時間を確保しておけばいいと言うのです。

元グーグル日本法人名誉会長も、多忙であることが想像できますが、1日3時間、毎日休まず3年間英語を勉強されているのだそうです。

スケジュールに、ワクワクする学びを詰め込むことが大事なのです。


そしてなにより圧倒的に大事なのは、「実行力」です。

思いつきよりも考えたことを努力して形にした人が、評価されるのです。


「学ぶ」楽しさを発見し、自身の時価総額をあげていく努力をしていこうと、その気にさせてくれる楽しい1冊です。




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