2020年2月10日月曜日

ブックレビュー『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則』


タイトル:伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則
著者:山口拓朗
出版年:2014年
ページ:226
Rate:3/5☆


前回の記事の、図書館での出来事がきっかけで、2週間という限られた時間で本を6冊読む事になりました。
6冊のうち読了した本は、これで2冊です。

文章を「書く」ことをテーマにした本を2冊続けて読むことで、それぞれの本から学んだことを自身のブログで実践し、より良いものにしていけたらいいなと思っています。

この本は、さまざまな場面で「伝える文章を書く」ことに役立つ本です。
中学生でも理解しやすくわかりやすい言葉で書かれていて、「87個の法則」をたどることで、文章の書き方の「基本」から「応用」まで学ぶことができます。




この本の著者である山口拓朗さんは、執筆活動と並行して、自身の塾(「山口拓朗ライティング塾」)、セミナー、ブログなどで、2大コミュニケーション(文章と会話)のスキルアップ情報を提供する活動をされています。
出版された本の数は、私がAmazonで調べた限り、実に20冊以上もありました。

ネットを通して「書く」ことが多くなった今では、「伝わる文章の書き方」は需要の高いテーマだと思います。


目次

①文章を書く準備をしよう
②伝わる文章を速く書こう
③伝わる文章を簡潔に・分かりやすく・正しく書こう
④読みたくなる文章を書こう
⑤メール・SNS対策をしよう


①文章を書く準備をしよう

書く「目的」や「ターゲット(読み手)」を決めること。
テーマの情報収集をすること。
書く前のこの「準備」が一番大事かと思います。
準備が整ってこそ、次のステップ「速く」書くことができるのです。

②伝わる文章を速く書こう

文章の設計図を立て、流れを決めます。
その際、基本や型(テンプレート)を活用することで、作業が一気にはかどります。
書く目的(報告書、宣伝、論文、プレゼン資料、ブログなど)によって、8種類のテンプレートが実例とともに紹介されています。

③伝わる文章を「簡潔に」「分かりやすく」「正しく」書こう

「読み手」が間違った解釈をしないように、「1文1義」を心がけ、接続詞や修飾語、敬語などの言葉の正しい使い方を学ぶことができます。

④読みたくなる文章を書こう

ここでは、読みやすい表現の仕方や、すっきりした見た目(レイアウト)を追求しています。

⑤メール・SNS対策をしよう

SNSで文章を発信するには、3秒以内に読み手のハートをつかむタイトルや書き出しを、いかに工夫するかが重要です。
書き出しパターンや実例が豊富に紹介されています。


この本では、87個の法則すべてに、「ダメ文」と「修正文」の実例が記されています。
それがどうしてダメなのか、どうするべきなのか、解説も簡潔に書かれています。

この本を読んだ後、改めて自分の書いた文章を読むと、「ダメ文」に当てはまることが多く、とても恥ずかしくなりました。
もっと早く、若いうちに読んでおきたかった…笑

今からでも遅くない、「書くこと」を日常されている人ならば、読んでおきたい1冊だと思います。







2020年2月6日木曜日

ブックレビュー『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』


タイトル:プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術
著者:印南敦史
出版年:2014年
ページ:191
Rate:4.5/5☆

図書館で予約していた本が、先日、一気にまとめて6冊、手元に届きました。
予約本で人気もあり、貸出延長ができず、2週間で6冊を読み切らないといけません。
どの本も200ページ前後あり、読むのが遅い私にとっては、かなり追い込まれた状況です。
そして本を読んだあとは、レビューも書きたいと思っています。
「読む+書く」でかなりの時間がかかりそうなので、プレッシャーが半端ないです。

今回届いた6冊の中に、そんな今の私の救いになるような1冊がありました。

それが今回ご紹介するこちらの本です。



この本は「書くことや読むことについて記した本」です。

では、著者の紹介から。
印南敦史さんは、プロの書評家。
ビジネスパーソン向けウェブメディア「ライフハッカー」で、ビジネス書を中心とした書籍を紹介しています。
1日1冊本を読み、毎日書評を書いて投稿されています。
その本の数は2年間で700冊を超えるとか。(2014年時点)

印南さんの書評とは、どんな内容なのか、気になりネットでも調べてみました。
そしたら今でも(2020年2月現在)毎日書評を投稿されているのです!
ほんの小さなことでも毎日続けることは難しいのに、「読む+書く」ことを8年間も続けておられるのです。

印南さんの書評は、簡潔でわかりやすい構成で、短時間でさらっと読めてしまいます。
響くものもしっかりあって、ついつい「あわせて読みたい」コーナーに引きづり込まれてしまいます。

そんな著者が教えるこの本から、どんなことが学べるでしょう。
本題に入ります。

目次

①プロ書評家が教える読書術・時間術
②読み手の視点に立つ
③大切なのは「伝える」こと
④「読ませる」文章の書き方


①プロ書評家が教える読書術・時間術

『読む「目的」によって本をどう扱うか』
ビジネス書や自己啓発書の場合、読み込むべき本と、流し読みでいい本と、本により読み方を変えることで効率的に本が読めます。
効率的な「斜め読み」の方法として、自分が必要としている情報が「向こうから飛び込んでくる」ように意識を集中させるとよいそうです。

ただし、小説は話が別。
小説は、ストーリーの流れを楽しみながら読むものなので、なかなか斜め読みをするのは難しいようです。

②読み手の視点に立つ

『読み手は何を求めているか』 
自分が書いた記事を「誰が読むのか」「誰に読んでほしいのか」を見極めることが大事です。
さらに大切なのは、読み手に「興味をもってもらう」こと。
そのためには、「刺さる」何か、「フック」つまり「つかみ」を用意することが大事です。

『読み手と時間の関係性』
今の読み手は、忙しくて「読む」時間がほとんどありません。
ほんのちょっとした隙間時間にスマホを見たり、読書をしたり…
そんな忙しい読み手が、効率的に情報収集できるように、書き方を工夫する必要があります。
記事を書くポイントは、ずばり

1)短時間で読めるもの
2)読んだ後、ちょっと得した気分になるもの

③大切なのは「伝えること」

『「表現する」のではなく、「伝える」』
書くときに、凝った表現や難しい言葉を使って、自分を格好よくみせたいという気持ちもわかります。
けれども、あくまで「伝える」ことが肝心だということを忘れてはいけません。
「本当にいい文章とは、平易なことばを使った、読みやすく理解しやすいものでなければいけない」とのことです。

④「読ませる」文章の書き方

ポイントは5つ。
1)センス
2)文法
3)リズム
4)簡潔さ
5)削ぐ力

この中でも「センス」について、この本でしか語られていないような要素があります。
「センス」を磨くためにどうすればよいか、それは、
『読む習慣を身につける』
『他人の視点に立つ』
『好きな書き手の真似をする』

最後の「好きな書き手の真似をする」は、なんとなくかっこ悪いようで普通の本ではあんまり見ない内容ですが、これこそ「伝わる文章を書く」ための一番近い道だと思います。


このほかにも、集中できる「黄金時間」をつくること、「書き始めたら勢いで全部書く」ことの重要性、「推敲は最後にじっくり」など、役に立ちそうな内容がたくさんありました。
巻末には、印南さんと、「ライフハッカー(日本版)」編集長の米田智彦さんとのスペシャル対談も載ってありました。


総じて、この本は非常に読みやすかったです。

2週間で6冊読んで書くことに追い込まれた状況で、この本を最初の1冊として選んで良かったと思います。

私のように追い込まれていなくても、「本を読むこと」や「文章を書くこと」を日常されている人には、とても参考になる本だと思います。


2020年2月1日土曜日

ブックレビュー『スティーブ・ジョブズ 学習漫画 世界の伝記NEXT』



タイトル:スティーブ・ジョブズ
     学習漫画 世界の伝記NEXT
漫画:八坂考訓
シナリオ:堀ノ内雅一
監修・解説:桑原晃弥
出版:2013年   
ページ:141
Rate:3/5☆


今回読んだ本は伝記。
しかも漫画です。
図書館の児童書コーナーの「今日返却された本」の棚からたまたま見つけました。

スティーブ・ジョブズと言えば、Appleの創設者。
今のスマホがある生活も、彼のおかげです。
だから凄い人だとは知っていましたが、こうして漫画の伝記になるほど、彼のどこが凄かったのかを知りたくて、手に取りました。


彼の生い立ちは意外なものでした。

彼は、もともと技術の天才でもない、経営の才能もない、お金もない、人脈もない「ないないづくし」の若者だったのです。

学校では、いたずらばかりするのでトラブルメーカー扱いをされ、勉強もろくにせず、大学も1学期でやめてしまいます。

やりたいことも見つからず、インドへ旅をしたり、音楽、文学、禅、デザイン、エレクトロニクスなど、色々なことに興味を持ち、ブラブラしていたようです。

そんな10代で出会った様々な出来事や人が、のちのコンピューター作りの役に立つようになります。

エレクトロニクスの天才と呼ばれるウォズニアックとの出会いもそうでした。
ウォズとの出会いがきっかけで、自分が夢中になれるものを見つけることができたのです。
2人でAppleという小さな会社をつくり、自分の家の車庫で「Apple1」と呼ばれる初代コンピューターを完成させました。

技術の才能がなかった彼は、その代わり、周囲の人を説得する力に長けていました。

点と点を繋いで線を作り出すように、彼は今までの知識やアイデアを繋げて、優秀な技術者や経営のスペシャリストを説得し、コンピュータを作り、Appleを世界規模の会社に成長させ、今のiPhoneを世に出したのです。

惜しくも彼は48歳で膵臓がんを患い、2011年、56歳で亡くなってしまいます。

そんな彼から学ぶことはたくさんありますが、彼から私たちに向けた最後のメッセージは、特に心に留めておきたい素晴らしいものでした。

「自分の素直な気持ちに従うんだ。
そして本当に大好きなことだけとことんやりぬけ。
そうすれば世界だって変えられる。
常識なんてぶち壊せ。
君たちは、めちゃくちゃすごいのさ。」



漫画なので、1時間もかからずサクサク読めました。
「なぜあの時、彼はそうしたんだろう」「あの人とはその後どうなったの?」「いつから同じ種類の服しか着ないようになったの?」と、色々掘り下げて、もっと知りたい欲が出てきました。
巻末に乗ってある参考文献も、読んでみたくなりました。

巻末には他にも、彼の生涯を中心に、その頃世界で起こった出来事がわかる年表も付いています。
歴史の知識とともに彼がどういう環境で生きてきたかをイメージしやすくなっています。


現代の子供たちも、パソコンやスマホに触れる機会が増えてきています。
こんなにも便利で面白いものを作った人って一体どんな人なのかを知るのには、最適な本だと思います。



ちなみに、学習漫画 伝記NEXTはシリーズで23巻がセットになったのもあります。

 

その中には「松下幸之助」や「オードリーヘップバーン」、「ダイアナ」など世界的に有名な方々も含まれています。



私はガーデニングが趣味なので、花に囲まれた生活を生涯愛した絵本作家の「ターシャ・テューダ」を読んでみたいと思いました。





洋書はどこで買う?

※本記事ではAmazonアソシエイトを利用しています。 こんにちは。 英語学習をある程度進めていると、洋書を読みたい、英語多読に挑戦したい。 そう思っても、では洋書をどこで入手するか?そう悩んでいる方、私以外にもきっといるはず。 物価高の影響で洋書は以前に増して高級品となっていま...